～この一年を振り返って～
・２０２０年も残り僅かとなりました。今年はコロナコロナでこの一年が終わりそうですし、また自分の青春時代から共に人生を歩んで来た方々の訃報を耳にするたびに何か自分自身の思い出も何か一つ一つ消えて行ってしまうようで物寂しさが漂って来る今日この頃です。それだけ自分も年を取ったのかな？それもそうです。もう定年退職して丸６年が過ぎましたが、今だ元の職場の事は気になりますね。特に自分が勤務した支店が統廃合されてしまい、いやこれも何か寂しい思いがしてなりません。このコロナ禍の折、今後どう事業展開して行くかが悩ましいところですが、ずっと巣ごもりしている訳には行きません。感染対策を十分取った上でそろそろ活動開始の準備を始めないと、と考えています。
先月の「報恩講」で、こんなお話を聞いて来ました。「浄土和讃」の一節の中に【十方の無量菩薩衆/徳本うえんのためにとて恭敬をいたし歌嘆す/みなひと婆伽婆に帰命せよ】とあります。この婆伽婆は婆伽梵とも言い、読み方は「バカボン」。そうあの天才バカボンなのです。多分作者の赤塚先生は意味を理解した上で書かれたものと推察致します。このコロナ禍の世で「これでいいのだ！」と言い切れる度量を身に付ける工夫が必要となります。またこれを英訳すると「Let it be」。そうあのビートルズの名曲となるのです。どうあがいても我々の力ではどうすることもできない事案が世の中には山積しており、そうした無駄な努力はせずありのままを受け入れる大らかな心が今こそ必要になるのではないでしょうか。
さて、来年はどんな年になるのでしょう？コロナはいったいどうなるのか！それに伴う世界経済は？日本の政治は？と激動の一年になる予感がしてなりません。そんな世の中で、我は我、自分の信念を貫き通せるだけの気構えと強い精神力が試される一年になるのではないでしょうか。今から興味深々です。皆様にとっても良き一年となりますように！合掌。